こんにちは、鈴海です。
今回はフランスの冬の飲み物 「 Vin Chaud 」について紹介しようと思います。
Vin Chaudの発音は、”ヴァン ショー”です(笑)
どうしても英語読みになって ”ヴィン チャウド” と言いたくなりますね。
Vin Chaud とは
フランス語でワインのことを”Vin”と言います。”Chaud”とは「熱い」、「暑い」、「温かい」などの意味があります。
この2つが一緒になって、Vin Chaud つまり「温かいワイン」という意味になります。
このVin Chaudは、ホットワインのように、ただワインを温めただけではなく、ワインに柑橘類や香味の強いスパイスを加えて加熱したものです。
ワインに果物を入れて作るカクテル「サングリア」。ワインに柑橘(かんきつ)類などを刻んで入れ風味をつけ、はちみつなどで甘口にした飲み物とも少し似ていますね。
寒い冬の時期は特に、「Vin Chaud」を飲んで体を芯から温めるのがフランス風。
屋外での飲食を好むフランス人たちにとってもVin Chaudは人気があります。
Vin Chaud の味はお店によって味や香りが違っていますので、冬の時期は様々な味のVin Chaudを楽しむことができます。
自家製Vin Chaudの作り方
まずは適当な小さめの鍋を用意します。
そこにワインを1瓶(720cc)にオレンジ(皮も実も一緒にスライスしたもの)、レモン(皮も実も一緒にスライスしたもの)を各1個分ぐらい入れます。
そして甘みを出すためのはちみつをお好みで投入します。
クローブ、シナモンスティックなどを適量入れてください。
あとは沸騰させずに20分ぐらい火にかけ温めます。
たったこれだけの作業です。
意外と簡単。鈴海にもできます(笑)
投入するスパイスは本当にお好みでいいと思います。
コショウや八角を入れる方もいますので。
※鈴海は八角が苦手ですので、自ら好んで入れることはありません。
ワインを1瓶も使ってしまうのか?と思われた方もいらっしゃると思いますが、フランスではスーパーでワインを購入すると、安いものでは2€(@133円/€×2≒266円)くらいのものから手に入ります。
陳列されたワインたち
何も高いワインを使ってVin Chaudを作る必要はありません。
例えば口を開けてしまったハウスワインのあまりなどを使っても、十分 Vin Chaud を楽しむことができます。
お好みでスパイスを変えていろんな風味を楽しむことができ、また、ただ温めたワインよりも体があたたまる飲み物です。
フランスでは屋外で温かい飲み物を飲んで、体を温めながら尽きることのない話に花を咲かせている光景がよく目に入ります。
冬の時期はフランスの飲み屋さんではメニューに Vin Chaud が加えられます。
またクリスマス時期になるとたくさんので店で売られています。
こういった出店で買うと、1杯およそ3€くらいです。
おすすめ度はいかほどか
★★★★ 良い
冬にフランスに来る機会があったら是非お試しください。
また、可愛らしい瓶に入ったVin Chaudのスパイスセットを売っているお店も有りますのでお土産にもいいと思いますよ。
もちろん、Vin Chaudは自宅でもできる簡単メニューですので、そちらの方も是非。
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